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 夏の砂浜にて・・・

ジリジリと焦げつくような太陽、どこまでも続く白い砂浜、海は青く波は穏やかにその営み
を繰り返す・・・
ビーチパラソルの下で、寝たふりのオレを揺り起こすお前に気のない返事を繰り返せば、
お前は、腰に手を当てて頬を膨らませながらきびすを返す。


サングラスを少しずらしてその後姿を目で追えば、本当に眩しいのは太陽なんかじゃなく
その背中の白さだと気がつく・・・


波の間ではしゃぐ琴子。
砂浜で転がる琴子。
何度もオレを振り返る琴子。

そんな琴子を、心に刻むオレ。


お前といるだけで、お前を見ているだけで、こんなにも癒されるのに、オレはあまりお前の
望みを叶えてやっていないよな・・・


それならば、あの水平線に夕陽が沈むころ、お前が水着を脱いで涼しげなサンドレスに
着替えたら、この砂浜を手を繋いで歩こうか・・・


波に反射する光がお前の顔を照らしたら、なんだかオレにも優しい言葉のひとつも言え
そうな気がするよ・・・

その前に、お前がキラキラ光って、思わず抱きしめてしまうかもしれないけれど・・・


                                          END


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